パーマネント野ばら

大好きな菅野美穂の８年ぶり主演映画！
もちろん観に行かないわけがありません。

海辺の田舎町を舞台に、大人の女性のおかしくも切ない恋心を描いた作品。
原作は西原理恵子の同名コミック。

町に一軒しかない美容院の常連のおばちゃん達の下ネタ全開トークは笑えます
しかもおばちゃん達はみんなパンチパーマだし(笑)

菅野美穂の演技はさすがの一言！
控えめなキャラクターを見事に演じてます。
共演の江口洋介とのシーンはとにかくカワイイ
あとは友達役で出演した、小池栄子と池脇千鶴の演技もよかった！
特に小池栄子はこんなに演技力がある女優さんだとは思わなかったのが嬉しい発見でした。

ゆる～いお話かと思ってたので、最後に明かされる事実にはびっくり！
ちょっと予想外だけど、なるほどといった感じ。
ただ終わり方は正直私好みではなかったのが残念
いまだにラストシーンの意味は理解出来ず。。。

冷たい雨に撃て、約束の銃弾を

《ストーリー》
表向きはレストランのオーナーだが、腕利きの殺し屋だった過去を持つ男コステロ。
過去に頭に受けた銃弾が元で徐々に記憶を失いつつあった。
マカオで暮らす娘とその家族が何者かに惨殺され、彼は犯人を探すべくマカオに乗り込む。
偶然に出会った3人の殺し屋を雇い仇を討とうとするが、徐々に復讐を誓った記憶さえも
失い始める・・・

これぞ香港ハードボイルド映画！
久しぶりに良い香港映画を観ることができました。

４人が少しづつ友情という絆で結ばれていくシーンは最高です！

「記憶を失くした男に復讐の意味はあるのか・・」

「心配するな、約束は守る」

出演者は決してイケメンではない渋～いオヤジ達。
でも彼らの熱～い芝居は本当に素晴らしいです！　
銃撃シーンの合間に、仲間達とたばこの火をつけ合うシーンなんて
欧米の映画では見れない香港映画ならではの光景ですね♪

半分の月がのぼる空

大好きな大泉洋ちゃんが出演しているから・・という不純な動機で観に行った映画ですが、
良い意味でやられました。
こんなに号泣した映画は久しぶりというぐらい泣きました
でもただのお涙頂戴映画ではなく、後半想定外の展開に良い意味で驚かされ、
それがより作品の完成度を高めたと個人的に思いました。
ほんわかな気持ちにしてくれるステキな映画でした

そして注目の大泉さんはいつもの明るいキャラクターを封印して真面目な医師役を好演！
後半の洋ちゃんのシリアスな演技にはかなり泣かされましたよ
でも天然パーマは健在(笑)


とっても良い映画なのに上映館が少ないのが非常に残念
もっと沢山の人に観てもらいたい映画です。

ソラニン

浅野いにおの同名コミックの実写映画。と言っても私自身は原作は未読ですが。。
予告編を見て私好みの空気感だったのと、最近大注目の俳優「高良健吾」が出演ということで、
公開を楽しみにしてました♪

自分の夢と現実の社会という大きな流れの中でどう生きていいか悩み苦しむ若者達。
主人公達よりちょっぴり大人な私でも
心にズシーンとくるものがあったので、主人公達と同世代の人が見たら、
きっと私以上に心に残るものがあるんじゃないかなと思います。

そんな若者の葛藤を、きれいな映像、音楽、ユーモアを織り交ぜながらの演出は見事でした。
出演者達の自然な演技も素晴らしかったと思います。

あと宮崎あおいのライブシーン！
これも彼女の演技力なのでしょうか
圧倒されました！

好きなシーン：種田と芽衣子の何気ない日常


ルーキーズでおなじみの桐谷健太もビリー役で良い味出してました♪



さて冒頭にも名前の出た俳優「高良健吾」
彼は作品ごとにまったく違う表情を見せるカメレオン俳優で、注目の俳優さんです。

■ソラニンでの種田


■南極料理人での兄やん


■フィッシュストーリーでのごろう


■蛇にピアス

時をかける少女

《ストーリー》
筒井康隆の原作小説4度目の映画化。主演は2006年の細田守監督によるアニメ版でも主人公の声優を務めた仲里依紗。
2010年、18歳の女子高生・芳山あかりは、事故で昏睡状態に陥った母・和子のため、深町一夫という母の初恋の人を探しに70年代へタイムリープ。そこで出会った大学生・涼太に助けられながら深町を探すが……。
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本作の主人公は原作の主人公「芳山和子」の１人娘「あかり」。
リメイクではなく、あくまでもアナザーストーリーです。
レビューを見ると評価が低いようですが・・私個人としてはとても好きな作品です。
ラストは理屈抜きに号泣してしまいました
切ないけど爽やかなストーリーでした。

あと1970年代の場面で思ったのが、その時代のファッションが今のファッションと
あまり違和感がなかったのが印象的。
例えばダンガリーシャツやケミカルウォッシュジーンズやベルボトム（ブーツカット）などなど。
ファッションの流行って巡り巡ってくるんだな～と改めて思いました。

NewYork,I Love You

世界各国の監督とハリウッド・スターが集結し、ニューヨークの街への想いを映画にした、オムニバス・ラブストーリー。日本からは岩井俊二が参加していることでも話題です。

大好きなニューヨークが舞台で、クリスティーナ・リッチ、オーランド・ブルーム、
ヘイデンクリステンセン、ナタリー・ポートマンなど好きな俳優が沢山出ていて、
ずっと楽しみにしていた作品！ようやく日本でも公開されました

---以下、若干のネタバレ要素ありなので閲覧注意！---


ニューヨークの街並みが沢山見れてそれだけでも満足ですが、
１つ１つのストーリーが短すぎてなかなか感情移入出来ず。。。
結構個性的な話も多いので結末に？？？のシーンも多々ありました
あとラブアクチュアリーのように、最後にすべての登場人物が結びつくのかな～と
勝手に想像してたのですが、ショートフィルムを繋ぎ合せたような感じで
個人的にはちょっと残念でした

その中でお気に入りのストーリーは老夫婦のストーリー☆


とってもほのぼのしてて、温かい気持ちになれます
ほとんど口喧嘩ばかりですが、最後に↑の写真のシーンにはキュンとしちゃいました。
私もこんな老後を過ごしたいな～。

あとクリスティーナ・リッチ＆オーランド・ブルーム主演のストーリー☆


ちなみにこれが日本の岩井監督作品です。
オーリーが日本のアニメ映画の作曲家という設定でジブリの「ゲド戦記」の映像が使われてるのも見物？！
主演の二人が好きなので、もっと見たかったー！ってのが素直な感想。短すぎる・・
是非この二人がメインの作品を改めて作って頂きたいものです。

いろいろ書きましたが、ニューヨークが好きな人、行ったことがある人は楽しめる作品だと思います。
そんで観終わった後は無償にニューヨークに行きたくなります
今の私がまさにその状態です

I Love NewYork

パレード

《あらすじ》
友達、恋人、一緒にくらしている人、あなたは本当のその人のことを知っていますか・・？
「嫌なら出ていくしかなくて、居たければ笑っていればいい」
都内のマンションにルームシェアしている男女４人の若者達。
それぞれ不安等抱えながらも、本当の自分を装うことで楽しく続く共同生活。
そこに男娼のサトルが加わり、町では女性を狙った暴行事件が連続して起り始めた。
穏やかだった日常は歪み始めやがて思いもよらない結末が彼らに訪れる。

表面的な人間関係で満足しながら、都内のマンションで共同生活を送る若者たちの日々を描く青春群像ドラマ。
「世界の中心で愛をさけぶ」や「クローズドノート」でおなじみの行定勲監督作品。
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前半はテンポよく彼らの日常が展開されて、笑えるシーンも多々ありますが、
後半に進むにつれて、本当の彼らの歪んだ姿が映し出されていきます。
一見仲の良い４人・・でもそれは相手の行動に干渉しない、相手の世界の踏み込まない・・
表面だけでの付き合い。
現代社会そのものでゾッとしました

暴行事件の犯人については予想通りな感じですが、この作品は決して犯人探しが目的な作品ではない。
事件はあくまでもオマケであってこの作品が訴えていること他にあると個人的に感じました。

出演者はなかなか豪華ですが、みなさんリアルな演技で良かったと思います。
特に男娼を演じた「林遣都」は今までの爽やかでかわいらしいイメージからガラリと変わって、見ごたえありました。

好き嫌いが別れる作品だと思いますが、私は結構好きです。
ただラストの終わり方はあまり好みではありませんでしたが・・・

インビクタス/負けざる者たち

ネルソン・マンデラ大統領がアパルトヘイトの余波の残る南アフリカで
ラグビーナショナルチームのキャプテンと共に、国と国民の心をひとつにしようとした
感動のヒューマンドラマ。

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クリントイーストウッドの監督作品です。
私は正直イーストウッドの作品はあまり好きではありません。
実は今回も誘われたので渋々観に行きました＾＾；

いざ上映が始まると、すっかりストーリーに引き込まれあっという間に134分の上映が終わりました。
理屈抜きに楽しめる作品です。
モーガンフリーマンの演技が素晴らしいです！

驚きなのはこれはすべて実話をベースにしているということ。
恥ずかしながら、私はマンデラ大統領のことはよく知りませんでしたが、
この映画を通してその素晴らしい人柄に触れることが出来ました。
こんな人が日本にもいてくれたら・・と思わずにはいられません。

久しぶりに上質な作品に出会えました。
アバターと比べて地味に思えるかもしれませんが、とっても良い作品なのでより多くの方に
映画館で見てほしいですね。
個人的にはアカデミー賞取らないかな～と期待してます